窓際のトットちゃん 

懐かしきこの本のページを再び開いた今週。

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思えば、どうしてこの本を買ったのか、謎なんだけど

IIN(アメリカの栄養学校)創立者のジョシュアが、講義の時に、笑いながら、「サイキックe-mail」を知らない人に送っちゃったよっていってたことがあったんですが、

急に、わたしの頭の中に飛んできたサイキックe-mail@ from 宇宙?

トドロキケイコクハンゴウスイサン!

轟渓谷で飯盒炊爨をするという意味で、黒柳徹子さんこと、トットちゃんが本の中で、ママに
話しかけたこのトドロキケイコクハンゴウスイサン。

そういえば、海のもの、山のもの、もあったなあーーと急に懐かしくなり、このユーロ安で苦しい
ご時世に、トットちゃんの本を取り寄せて読み返してみたのでした。


たぶん、このブログ見てくださっている方々も、子供のころに窓際のトットちゃんを読まれていると
思うんだけど、もう一度、今、読んでみてください。

わたしは、読みはじめ5分くらいから、目元が潤んでました。


黒柳徹子さんは、小学校一年生で、退学となりました。いまでいう学習障害とか自閉症の子供が
持ちやすい行動を、担任の先生が持て余し、ついには退学となったのですが

転校したトモエ学園は、そんなトットちゃんを受け入れ、入学試験は、校長先生との面談、
その面談4時間、ずっとトットちゃんは話し続け、終わった時に「君はここの生徒だよ」といわれたこと。

時間割も決まっていない
自由な校風、

それまで、教室に座ることができなかったトットちゃんは、トモエ学園に入った時から
教室に座るようになり、様々なお友達に囲まれ、その中にはいろいろな子供たちがいました。

なんといっても校長先生が常に子供たちと信頼関係を結んでいたこと、
あまりにも自由な校風のため、親がびっくりして、転校させようとした子供がいて、
子供は真っ赤な目をして泣き腫らし、校長先生の背中を叩いて、また校長先生も涙目であったこと。
(この章は、子供のころまったく気になりませんでした、覚えていませんでした)


子供のころは読んで、まあー、トットちゃんはおてんばだったのねえ、とか、そこにでてくる
お友達とのお話が面白くて、好きな本でしたけど

今読んでみると、改めて、すごい本であることに気が付き、これは今の社会の人間にも
読むべき本だと思いました。

校長先生はトットちゃんに会う度にこう言い続けました。

「君は本当はいい子なんだよ」って。

裏を返すと、自由奔放なトットちゃんの行動は時に行き過ぎていて、苦情もあったのでしょう、
それでも、校長先生は、君は良い子なんだから、っていつも彼女を安心させていたのです。

今の黒柳徹子を作ったのは、トモエ学園と、広い心で娘を受け止めた、御両親でしょう。

もし、上から押しつぶされて、決められたこと以上のことをしたら、非難を浴びる世界で
育っていたら、今の徹子さんは存在しません。

子供の自主性を大切にされていた校長先生の教育方針は、どれをみても、感心するもの
ばかりで、改めて、今の世の中、大人も子供もなにかに縛られてしまった、、その解き方が解らない
現実。


本に出てくる登場人物は、実名で登場しており、
そのトモエで育った子供たちの中には、トットちゃんがお嫁さんになりたかった、泰ちゃんは
大人になって世界的に権威を持つ物理学者になりました(米国在住)

子供の環境作りっていうのは
物を取り揃えてあげることではなく、「自分の好きなことを集中してできる場所と時間の提供」だと
思います。


君は本当は良い子なんだよ、って本の中に何度もでてくるのですが、

次第に、自分に向かっていわれているようなんです。

「私は本当はいい人間なんだ」って、ふふふ、って涙したり、笑ったりと

懐かしさと、新しい発見が詰まって、素晴らしい読書の時間でした。
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by tubaki_hana | 2011-06-19 06:18 | CHOCO図書館