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物の値段と幸せ

数日、ドイツのオーガニック事情を調べています。数日後にドイツへと向かう用事があるので
スーパーなどの下調べです。

ドイツは薬草などでも有名ですし、なんといってもECOの国という日本でのふれこみ。最近では
脱原発でもさらにドイツはご注目でした。
まあ、実際は、脱といいながら、他国から電力を買って凌ごうという作戦らしいのですが。

オランダでも、ドイツ系列のスーパーマーケットはよく見かけます。ロンドンでも同系列のお店は
市内中心部からすこし離れた場所の大型スーパーとして登場しているようです。

ドイツ=オーガニックのイメージはありますが、
それはすべてではありません。格安スーパー、ドイツ系列にいってみると、
1か月以上はもつポテトサラダの大箱や、長期保存の牛乳や、安い乳製品がならび
いわゆる、「普通」のスーパーの半値くらいのこともあります。かなりの保存料がはいっていると
思われます。

お酒類もあり、たまたま、「おいしくて安い」とお勧めされたお酒を自転車20分漕いで、郊外の
リドルというお店にいって、買ってみましたが、一口飲んで、吐き出しました。

とても、飲めたものではなく、喉に異物を感じて、わたしはもともとこのスーパーは利用しませんでしたが
完全に用無しとなりました。

話は戻して
ドイツのオーガニックを扱う機関の文書を読んでみると
最近、この格安スーパーでオーガニック野菜を売りだして、それが評判がよいとのこと、
オーガニックを格安で売り出す、この商法の悪どさに、機関は警告を鳴らしています。

オーガニック戦争開始です。

この文書を読むまえに、自分自身で、この危機感は感じていたので、社会問題化されたら
嬉しいと思いました。

もともとお野菜は、オーガニックや、もしくは個人の八百屋で買うようにしているのですが
それを知っている友人が
「リドルにいけば、オーガニックが安くておいしいんだよ!」どうして、TUBAKIはリドルに
いかないの?といわれて閉口。

「オーガニック野菜を作っている人の賃金を考えると、リドルは奴隷でもつかってんではないんですか」

という私の答えにどういう反応だったか、わすれちゃったんですが

私の疑問はここで、
たしかに安全なものを食べたい、汚れのないものを食べたいという気持ちと安い値段を探す行動が
一体化したときになにがおきるか、よく考えたほうがいいということ。

食べ物だけではありません、
2年ほど前くらいから、銀座にお目見えした、H&Mも、安くておしゃれ?で、長蛇の列ができて
話題となりましたが、H&Mはインドあたりで、無賃金、将来払いで現地の女性を雇っていたことが
判明しているし、どいつもこいつも、インチキしやがって!というのが正直なところ。

ついでに、昨年の大水害の影響で木綿畑が壊滅している地域もあり、木綿価格があがって普通のはずなのにあがるどころか下がってる→ユニクロさん♪

好みのお色に仕上がっているお洋服の木綿は農薬が大量に散布されており、そこで働く人の健康被害もしかり、それに化学染料で色つけて、1000円のお洋服の出来上がり。

そして、シマラーはお洒落で楽しそう。

それ着て、幸せですか。

虚像の美しさと美味しさの渦にはいっていってしまうと、クラゲになりますよ。。。

by tubaki_hana | 2012-01-22 20:07 | 生命力