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手をかけることの大切さ。

夏の一品、ところてん。


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お盆のお墓参り。
ご先祖様はお家にもどっているということで、本家のほうの仏壇に手を合わせにいきました。


久しぶりにおじさん、おばさんと話すのだけど
まあ、この歳になって、独身で、田舎に顔出す、肩身の狭さ。まあ、こればかりは仕方がない。

お昼前ということで、
お茶と一緒にでてきたのが、ところてん。

テングサから、手をかけて、家庭でつくったところてんの味は、市販のそれとは風味が違い、
ただ、つるんと喉を通っていくだけ、なんだけど、そのつるんと感の簡単さと、出来上がるまでの
手の込みようの差に、見えない労力を感じ、隠れた美味しさの秘訣は、その人知れず、仕込んでくれた
おばの日常に、地味だけど奥深い、普通すぎる生き方に、有難いと思いながら、頂きました。

帰国中に、一日だけ長野を訪れて、チベット医学の先生にお会いして講義を受けたのですが
その中でも「ひと手間をかける」ということに触れられ、その見えない働きの大切さを、再度
感じる長野での時間でした。

今は、簡単で、時短で、

それでもって人は「おいしいもの」を追求する、この見えない手間や、
こだわりを自己主張せずに、今日もまた作り上げてくれる人の存在を感じると

そういった生き方に憧れます。

憧れるということは、まだまだ自分はその域には達しておらず、日々の暮らしから、見直すベき
ことの多さに、ふれ、課題がいろいろと見つかった夏でした。

by tubaki_hana | 2012-09-10 02:39 | 日本2012夏休み