カテゴリ:日本2012夏休み( 4 )

始まりと終わり、そしてまた続く道。

日本帰国時に、cafeglobe.comの倒産のニュースを読み、来るべき時が来たのかと
あまり驚きませんでしたが、一つの時代が終了したことに、寂しさを覚えました。

開業当時、ウェブ上で世界各国からのホットなニュースを掲載する為にそれはたくさんのライターを
抱えていたのがこのサイトで、その中の一人に私も入っていたのですが
時代の流れで、ライターも不必要、いつの間にか、このサイトで書くことは終わってしまったのですが

当時、爆発的に人気がでたサイトでしたから、こちらに掲載された記事を元に、他の出版社から
お仕事を頂くこともあり、一時期は、原稿代で食いつないだ、という時期もありました。

開業当時の華やかさ、意気込み、情熱を知っているので、
このサイトの「変化」にはついていけなくなり、ユーザーとしてもサイトにお邪魔することはなくなったのですが

今日、突然、懐かしくなって
最初に私をライターとして、採用してくださった編集の吉田尚子さんを思い出しました。

こんなのでお金もらうなんて恥ずかしい、と原稿を返す彼女の叱咤激励に何度も書き直し
読んでもらっていた時代、

10年ぶりに古いメールアドレスを検索して、吉田さんから頂いた最後のメッセージを読み返すと
「情熱があった」と

わたしの原稿に対して、そう書いてくれた彼女の短いメールをみて

目を閉じると

その情熱が今、まったくなくなっている、

自分を認めざる得ない現実。

何かを求めて、模索して、やってみては、あのころ、何かを伝えたくて、書き込んでいた時間を
考えると、失ってしまった気持ちがいったいどこにいってしまったのかという想いで、いま、ここに
気持を正直に書いています。

書くのが好きだった、いまも好きだから、ブログ書いていて
でもあのころの情熱がいま、あるか、あったとしても表現できていない、ことがもどかしい、

それもごまかして、今日まで生きてきた、この7年間。

自分は何をやっていたんだろうか、と、急に穴に落ちてしまって、

昔はお金がなかったのに、情熱はあって
今は普通に暮らせるお金はあるのに、情熱がない。

なんだろうね。。これ。

悩むだけ、悩んでみればいいんだと思いますが、

こうやって自分を見つめ直すことが、目の前の道をつなげていくきっかけになるんだろうから

目を閉じて、

無になることから始めてみよう。
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by tubaki_hana | 2012-09-26 04:31 | 日本2012夏休み

手をかけることの大切さ。

夏の一品、ところてん。


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お盆のお墓参り。
ご先祖様はお家にもどっているということで、本家のほうの仏壇に手を合わせにいきました。


久しぶりにおじさん、おばさんと話すのだけど
まあ、この歳になって、独身で、田舎に顔出す、肩身の狭さ。まあ、こればかりは仕方がない。

お昼前ということで、
お茶と一緒にでてきたのが、ところてん。

テングサから、手をかけて、家庭でつくったところてんの味は、市販のそれとは風味が違い、
ただ、つるんと喉を通っていくだけ、なんだけど、そのつるんと感の簡単さと、出来上がるまでの
手の込みようの差に、見えない労力を感じ、隠れた美味しさの秘訣は、その人知れず、仕込んでくれた
おばの日常に、地味だけど奥深い、普通すぎる生き方に、有難いと思いながら、頂きました。

帰国中に、一日だけ長野を訪れて、チベット医学の先生にお会いして講義を受けたのですが
その中でも「ひと手間をかける」ということに触れられ、その見えない働きの大切さを、再度
感じる長野での時間でした。

今は、簡単で、時短で、

それでもって人は「おいしいもの」を追求する、この見えない手間や、
こだわりを自己主張せずに、今日もまた作り上げてくれる人の存在を感じると

そういった生き方に憧れます。

憧れるということは、まだまだ自分はその域には達しておらず、日々の暮らしから、見直すベき
ことの多さに、ふれ、課題がいろいろと見つかった夏でした。
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by tubaki_hana | 2012-09-10 02:39 | 日本2012夏休み

時を経て通じた心

今回の帰国では、同窓会出席という大きな行事?が予定されていて、
最初は行くか、行かないか、迷ったけど、
人生、次の同窓会は、たぶん、同級生の半分くらいはあの世にいっているだろう(もしかして自分も)ということで参加をしました。

高校の同窓会といえども、田舎町、多くが、幼稚園から高校まで顔なじみという状態、
最後は、小学校の同窓組とワイワイとお話して、お開きとなりました。


この夜、わたしは長年の苦しみから解放されました。

私には母親同士が親しい同級生の女の子がいて、
小学校に上がるくらいまでは、よく遊んでいましたが、ある時を境にまったく口きかなくなりました。
「嫌われてしまった」という想いは5,6歳の私にもありましたし、かわいくて人気者で優秀な彼女を
遠くから眺めるという状態が18歳まで、つまり、校内で会ってもお互い、目もあわさない状態だったのです。

母親同士は仲がよくて、子供たちが違う、ちょっと普通とは違う状態に
双方の親も不思議に思ったと思うのですが、無理して仲良くさせるということはありませんでした。
時をへて、40歳の今年

あの夜、友人を待っていた同窓会会場のロビーの入り口に一人たっていると、偶然にも、
Mちゃんが現れました。

すでに皆は二階の宴会場、ロビーにはわたししかおらず、すこし遅れてきたMちゃんとばったり。

すると

「あ!Tubakiちゃん!」とあちらから声をかけてきてくれたのです。

少なくとも35年間、わたしの心の中で、いつか、もう一度、話したい、昔のようにと一番願っていた
Mちゃんと交わしたわずかでしたが言葉の数々。

正直、その場で泣きそうなくらいに、目の前がくらっとなり、
あまりの嬉しさに、言葉にうまくならず、お互い、気をつかって、言葉を探して、近況を伝え合うと
「そろそろ上にあがらなくちゃね、また後でね」ということで、別れたのですが、

結局、同窓会中は、人がうようよといて、話す人がおおくて、まったくMちゃんのところには
当たらず、お開きに。

二次会のお知らせがあって、人が何グループかにわかれて、だらだらと移動している中、
わたしは階段を下りたのですが、

そこにMちゃんが一人たっていて、また目があうと・・。

あまり話せなくて、という、この会話に

お互いがやっと大人になれたということを実感。

さまざまな大人が起こした大ごとが理由で、Mちゃんの人生は本当に苦しいものでした。

母はそういったことは成人するまで、まったくわたしには教えてくれませんでしたが、

いろいろと人間として超えることが難しい状態が何度もMちゃんに立ち向かっていたことは
私も知っていて、言葉を交わすことはないけれど、いつのころから、無視をされた悲しみより
彼女の幸せを願うようになりました。

そして、その願いどおりに
いまはご自身の家庭を持ち、静かに幸せに暮らしている、それを自分の目で確かめた、そして
この夜、言葉を交わしたことに

わたしの心にあった、固まりがさーっと解けて、嬉しい夜となりました。

階段の下に立っていたMちゃん、もしかして、私を待っていてくれたのか・・。

あの美しい横顔を、思い出すたびに、本来の彼女の優しさ、懐かしい、5歳のころのかわいらしい
彼女に戻ってくれた、その喜びで、胸がいっぱいになり・・。

タクシーを待つ列、大雨で、なかなか先に進まない、すこし前にいたMちゃんの後ろ姿に
今後の幸せを祈って。

家に帰って、母が同窓会はどうだった、といったので
Mちゃん、来てたよ、話して、元気そうだった、というと

「えっ、あなたたちが話したの?」と驚かれたくらいに、わたしたち二人には埋められない溝が
ありました。

その理由は、ただ、嫌われただけだったのか、それともどうにもならない、様々な理由が原因で
わたしから去ったのか、わからないままですが、

わたし、幸せだ、本当に幸せだ、って思ったのです。

彼女が幸せで、わたしも幸せ。

それが満ち溢れた夜でした。

そして、このことが、どれだけ自分の気持ちを明るくしてくれているか、日々の暮らしでわかります。
心にぽっかりあいていた穴が、埋められて、

あの冷たかった時間すら、もう、忘れてしまえるくらいに、

時が解決してくれたことに感謝します。
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by tubaki_hana | 2012-09-03 05:17 | 日本2012夏休み

二年ぶり日本の夏

先日、日本へと帰国しておりました。
二年ぶりの日本の夏に、成田到着後すぐに汗がでてきて、
懐かしい、日本の夏の空気に触れることになったのですが、毛穴全開、空港にはクーラーが入っているはずなのに暑い・・、節電の為に温度が上がっていることはわかっていたのですが、厳しい暑さの中で、日々、熱中症で倒れる方がいらっしゃるのにも納得。

約2週間の休みでしたが、今年は体調悪くなることもなく、元気に過ごせました。
朝から母の手作りのゴーヤのジュースに3食、父がつくったお野菜をふんだんにつかった料理、
ほっとする時間。

毛穴全開
暑いとはいえ、3食を実家で食べていると
3キロ太り、母親からは嫌味をいわれる始末。

うるさいなあ、もう、太る、太るいうから、太るんだよ、気持がわるいから、いわないでくれるかな、
夏休みがおわれば、この体重はもとにもどる!といったのですが、

この歳にして
まだこういった会話で老人の母を攻めてしまう自分に反省、いくら、心理学なんか習っても
ついつい親にむかってキツイことを言ってしまう自分に反省。

後で東京に出た時に、カウンセリングを学んだ仲間たちとお茶したり、食事したりした際に、この
母親に体重のことをいわれて、ついつい、言い返してしまう、家族との会話が原因で、体重のコントロールが
できなくなることを告げると、話し方一つ、といわれました。

「お母さんがつくるご飯がとてもおいしいから、ついつい食べ過ぎちゃって」といえば
母も気分がよかっただろうに、その一言、一言が、感情的になって、一瞬考えて冷静になることが
いかに大切か、日常的なことから思い知ったのでした。

ちなみに実家から東京に移った翌日には、やはり、体重が元にもどっていたことから
体は巣にもどると、リラックスして、休むようになっているのですね。

家から出たら、戦闘態勢じゃないけど、やはりどこか緊張しているし
だからこそ、くつろげる休みが人間には必要なんだな、と思いました。

ぼちぼち、日本滞在の話しを綴っていきたいと思います。

しばらく、お付き合いくださいませ。
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by tubaki_hana | 2012-08-31 06:20 | 日本2012夏休み