動物の命、日本の異常さ

16年飼っていた猫が死んだのは今年の4月。

母に看取られて死んでいきました。

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うちの猫は、もともと他の家で飼われていて、飼えなくなったからとの
ことで、貰われて、猫にとってはわが家が二件目。

アパート暮らしの時に、前の飼い主さんから抱っこもされずに、鳴き方も
わからなかったものだから、家にきたときに、声を出すと、にゃーではなくて
嗚咽のような声。

ああ、かわいそうに、と我が父と母にかわいがられて16年。
幸せな時間でした。

昨晩、偶然に日本のペット殺処分、年間40万匹を目にして、
つまり、一日に日本国内で1000匹はガス室送りで殺しているのです。

YOUTUBEなどで特集番組を見ると
ペットを簡単に捨てる人の多いこと。

ぺらぺらとしゃべるその人たちの軽さに

我が父親の、無口、他人にゴマすらない、孤独の性格が
まぶしく感じた瞬間。

口下手でコミュニケーションの悪い父は、犬も猫もそれはそれは
かわいがっていました。

年間、40万匹の犬や猫を処分する人がたくさんいることに
ぞっとして、人間の身勝手さを感じます。


わが家の猫ちゃんが死んだ朝、
母は同日に火葬することを決め、動物火葬やさんに予約をとった後、
箱に綺麗な紙をノリで張って、小さな枕とお布団をつくって
猫を箱の中に寝せて、お布団をかぶせて
庭に咲いたお花で箱の中を飾り、枕元には大きく開いたチューリップ。

後日、写真を見せてもらうと、まるで小さな女の子が死んだような
そんな感じでした。

あと数時間後に火葬になって骨しか残らないのに
こうやって支度する母親に
自分が育ててもらえたことに
改めて感謝します。

猫は父のこと、母の事が大好きだったから、二人に見送られて
幸せだったと思うと同時に

昨夜、動画でみた、動物愛護センターに保護されている犬や猫の
悲惨な表情に
人間に対して怒りを感じます。

同じ動物なのに、一方はガス室に追いやられ、一方では家族のように最後まで
過ごす動物たち。


一度、家族の一員にしたならば、最後まで
見取るべきだと思うし、
よく捨て切れるな、とその気持ちがわかりません。

ただ、一つ言えることは
動物虐待や、簡単に殺処分とわかっているのに手放す人たち。
後々、自分がどうなるか、おわかりになっているのでしょうね。


絶対に
後から痛い目にあいますよ。

私が知っているのは、そのこと。

障りが必ずあることを
覚えていてほしい。


実家が10年前以上に新築する際に、
猫が大病しました。

動物病院開業以来の大手術をしてもらって助かった猫は
半身麻痺。


歩けなくなった猫を心配して
東京に出張していた
父親は度々電話をかけてきて、
母は、猫が寝たきりになっても看病するわ!と
「あんたが歩けなくてもお母さんが傍にいるから」と
話しかけている理由の一つに

猫がわが家の厄を一気に引き受けたのではないかという
気持もあったのでしょう。

家を新築する際は、家族が事故にあったり、不幸が起きたりしやすいと
いうことから、気をつけようといっていたのですが
きっと猫が全部、引き受けたんでしょう。


この病気から半年くらいで猫はすっかり回復し、普通に歩けるように
なったのですが、病気後は、中堅ハチ公のように、外で母親を待つようになりました。
忠誠心がさらに大きくなっていたのです。


その絆は、目にはみえないんだけど
人間の心を温かくしていたと思うし

猫は、人間の悪いものを吸ってくれるそう。

だから、人間も助けられているんです。

犬だって同じ。


どうして、こんな世の中になったのか、いつからか、わからないんだけど

社会全体で考えるべき
問題だと思います。
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by tubaki_hana | 2010-08-12 04:33 | 生活