昭和の音、におい

自分で撮った写真の中で、一番好きなのがこちら。


昭和が残る一枚です。

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長崎県の軍艦島に、もぐりこんだときに撮影した一枚。

1974年に無人島になり、当時のそのままが残っている貴重な場所です。


携帯電話の電波もコンピューターの電波もありません。
ただ聞こえてくるのは波の音。

すでにわたしたちの生活からは取り戻せない、大切な空間がそこにあります。

今でも人の生活が残っているような
となりの家のおかずが匂ってきそうな、その空間にいると

ずいぶんと、現代は窮屈な生活をやっているものだな、と思いました。

電波を感じないって体がわかるんです。

そこに波の音と、はるか昔、30年以上前の人の生活が想像できて
自分がどこにいるかわからなくなる不思議感覚。。。


仕事中、あ、電気が切れる!って一秒くらい前にわかるのですが

切れた時の次の瞬間、体が解放されたような感じ。

周りの人間は怒り炸裂なのですが、

わたしだけは、ああ、体がゆるんでるなあ~って喜んでます。まさにあの島と
同じなのです。

電気が切れた!切れた!とは職場で騒げないので、

人の見えないところで、にやり。

あー、解放されたぜい!って感じです。


この写真をまた載せたのは、

昭和を思い出したから。

大好きな、昭和弁当さん
の毎日のお弁当、なつかしい、赤いウインナーに、おにぎり。

ふふふ、なんか、見るだけで元気になるな、

あのころに帰りたいなと思うと

やはり行きつく先はこの写真なのです。

もう戻すことのできない時間や空間はあるのだけど
それを忘れずに
自分の生活スタイルを考える、また、心に残っているあたたかいもの
思い出、ちょっぴり悲しい思い出もまた
ある人はお弁当にしたり、ある人は写真におさめ、ある人は自分の心の中で
大切にする。

そんな姿を見つけた時

とってもうれしくなります。
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by tubaki_hana | 2010-10-29 05:22 | 生命力