自然の力と飛行機、そして、日本の飛行機

今朝、メールを開くと、オランダ航空及びエアフランスのCEOの連名
で、年末の大雪に関する文書が届きました。


d0175589_747214.jpg



こういった大雪の予測は大変に難しいこと、従業員がどのような様子であったか
記載されており、空港には応援の社員も駆けつけ、処理にあたり、出来るだけのことは
やったこと、従業員はよくやった、とのコメントでした。

あの日、たしかに空港はパニックに陥っている人は多く
そんな中、ぼけーっと飛ぶ時間を待っていた私には、飛べばいいや~と気楽に
構えていたんですが、翌日もその翌日も欠航が続いていたらしく、
振り替え便の手配や、ホテルの予約など、窓口がパンクしていたことも予測できるし
それに伴い、荷物の出し入れも、大変だったよう。

私がこのメールに感動したのは、

社長の名前で
「従業員はベストを尽くした」と書かれていたところです。

あの状態、クレームが出まくっていたのは、予想は付きますし、その状態から
このメールの発行に結びついたのだと思いますが

たとえば、日本の航空会社が同じ状態であったときに社長の名前で

「従業員は皆、がんばった」っていってくれるでしょうか。


JALの整理解雇のニュースを12月31日に読んでいた後
なので、よけいにこのメールに、言葉の力を感じました。


自分たちは頑張ってるんだよ!って大きな声だして、いっていいんですよね。

クレームばかりで、余計に元気がなくなっている今、

あなたたち、がんばってるね!って正直に言葉にすること、大切だと思うし
それを今回、内部の人間のことを社長の名で、「頑張った」っていえる
人間は、「社長の器」だと思うんです。

話しは変わり
この前、国内線の往復、行きはJAL、帰りはANAに乗りました。
ここ何年も国内線はJALにしか乗っていなかったので、
ANAに乗るのは久しぶり。

その、ANAの徹底した節約ぶりには驚いたし
家でコーヒー飲まずに、飛行機に乗り込んだものだから
カフェイン切れして、コーヒー飲みたい。でも、無料で配られる飲み物は
あたたかい日本茶。コーヒーなし。

コーヒー飲みたければスタバのコーヒーを有料で客室乗務員に
お願いするシステム。

払ってまで飲まなくていいや、とお茶頂いたんですが
なーんか、ちょっと寂しい。コーヒー飲めないんだなーって。


JALのサービスは悪くなかったんだーって気が付きました。
わたしは長年JAL乗っていたから、ANAに乗ってみて、
なんか、ちょっと違和感あったな、慣れてないだけかもしれないけど。

JALの従業員もがんばってるんですよ、サービスも落とさないように
がんばってるし、苦しい中で、どうしていいのか、たぶん従業員も
解らない、でも、その彼らに、さらに厳しい言葉を掛けるのは、酷だと思うし

だから、年末の整理解雇のニュースを見た時は
どうして国内の大手航空会社二社が、危機を一緒に乗り切ろうとしないのか
わかりませんでした。

いずれの航空会社も、天下りはあっていたし、一方はまだ、天下り容認してるでしょう。
そんな、一時、退職金を国から貰った人間を受け入れるスペースがあるのなら
現場に慣れたJALから人間貰ったほうが、いいんじゃないかな。

これが理想論だとわかっているのだけど

この前の羽田の国際線就航の一便を飛ばすのに、JALとANAが競って客を
機内に詰め込み、滑走路へと飛行機を向かわせたことを考えると

そんなどーでもいい記念すべき一便よりも、整備にもっと力を入れてほしいし
いがみ合うのは、もう、やめてほしい、と
今は、そんなことよりも、「歩み寄り」と「共存」が必要なのではないかなと
思います。どちらかが消滅すると、一方もバランスがとれなくなりますから。

敵に塩を送った大将も昔、いたことですし、
好敵手には、よい状態であってもらってこそ、自分も成長できる、
それがライバルの本来の姿じゃないかな、と思うのです。

今回、欧州の航空会社が「従業員はがんばってる」ってはっきりと
アナウンスしたように

日本の会社も、弱いメッセージだけを発するだけでなく、
力がでてきそうな、言葉を出してもらえたらな、と思います。
[PR]

by tubaki_hana | 2011-01-16 08:20 | 外国の暮らし